ステップ①:自分自身の経験やスキルの強み・弱みの把握
ステップ②:「将来なりたい姿」における必要なスキルの具体化
ステップ③:自身のスキルと必要なスキルとの差分を整理
前回5/17のブログにて書きました3つのステップについて1項目ずつ詳しく書いてみます。
ステップ①:自分自身の経験やスキルの強み・弱みの把握
キャリアプランを描くには、まず自分の現状を知ることが大切です。
今までどんな仕事を経験し、どのような成果を上げて、どんなスキルが身についたのかを振り返り、キャリアの棚卸をしましょう。
これまでの経験を整理することで、自分の強みや弱みも見えてきます。
仕事での成功体験や失敗体験をエピソードで書き出し、「なぜ成功・失敗したのか」「どのような関係者と一緒に仕事をしたか」「成果を出すためにどのような工夫をしたか」「この経験を通じて身についたことは何か」「その仕事でどんな実績を上げたか」なども合わせて書き出します。
何もないところからいきなり自分の性格や能力を分析するのは難しいものですが、こうして自分が積み重ねてきた経験を振り返れば、強みや弱み、過去に習得したスキルが明らかになります。
転職活動では面接で自分の強みや個性の裏付けとなるエピソードを語ることが必要になるので、キャリアの棚卸をすれば同時に面接対策にもなります。
ステップ②:「将来なりたい姿」における必要なスキルの具体化
次に、キャリアアップのゴールとなる「将来なりたい姿」を明確にします。
職種や役職、年収などの条件だけでなく、それを実現するために必要なスキルや経験、役割などを具体的に考えてください。
例えば「課長になる」がゴールであれば、「部下の成長や成果の達成に向けてマネジメントする」「課としての成果を最大化する」「他部署との折衝が多くなる」「責任も裁量も広がる」といったことが想像できるでしょう。
あるいは「年収1000万円になる」がゴールであれば、「現職で実現できるとしたらどのような役職や働き方になるのか」「現職は年収水準の高い業界や職種なのか」「実現するにはどのような経験やスキルが必要か」などを考えてみましょう。
年収1000万円を現職で実現できる可能性があるのか、それとも今より年収水準の高い業界や会社に転職しないと難しいのかによって、必要となるスキルも変わってきます。
どのようなゴールを目指すにしても、「将来なりたい姿」を実現するために必要なスキルをできるだけ具体化することが重要です。
ステップ③:自身のスキルと必要なスキルとの差分を整理
①で把握した自分の経験や強み・弱みと、②で明らかになった「将来なりたい姿」を実現するために必要なスキルを照らし合わせて、両者のギャップを整理します。
目指すキャリアアップを達成するには、この差分を埋めなければいけないということ。
将来のために必要なスキルのうち、まだ身についていないものがあれば、そのギャップをどのように埋めて行くかプランニングしましょう。